おぎはら皮ふ科、宝塚市中山寺、皮膚科、アレルギー科、漢方診療おぎはら皮ふ科

食養生

食養生

皮膚の疾患は食事と大きく関係していることがわかっています。
中医学(東洋医学)には「薬食同源」という考え方があり、食べ物によって体調を整え、病気になりにくい体質にしていく食養生が確立されています。
何が良い食事で何が悪い食事かは以前より多くの治療家が様々なことを言い、何が正しいのかわかりにくくなっていますが、私は20年以上にわたり病気と食事の関係について研究をしてきました。そしてようやく9割近くは正しい食事方法についてアドバイスできるようになったのではないかと考えておりますので、私の考えを患者さんに伝えていこうと思っております。

  私の食に対する基本的な考え方は“人類は大昔サルやチンパンジーから進化してきた根本的には草食動物寄りの雑食動物であって、肉食動物ではない”ということ。
従ってこれらの動物の主食である果物や木の実、草や木の葉、小動物(小魚や昆虫など)を食べるべきであると考えます。
このような食からかけ離れれば離れるほど病気になるのだろうと思います。
当院ではそのような考えに基づき、食事についてのアドバイスに力を入れています。
質の良い食事によって、腸をはじめ内臓機能を整えることは美肌を手に入れるだけでなく、体全体の健康を手に入れることでもあります!

 

例えば…
パンよりも米(五分づき・七分づきなど玄米がベスト!食パンの中にはマーガリン・ショートニングが入っています。)
油なら上質なエキストラバージンオリーブオイル
緑黄色野菜や葉物野菜をたくさんとる
ナッツやハーブ、スパイスも取り入れる
未加工の菜食中心の食事が大切
肉はなるべく控え、近海小魚(シラス・アジ・イワシ・サンマなど)を多くとる
柑橘類(みかん・オレンジ・グレープフルーツなど)と食事は一緒にとらない
     ※腸の中で腐敗するため
アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬の方はナス科がダメ!
牛乳・ヨーグルトなど乳製品はとらない方がよい(マスコミに騙されないこと!)
水を多くとる(水分補給はお茶やジュースではなく水を!)
     ※体重に合わせて1.5L ~2 L/日
味噌は熟成されたものを(2年味噌・3年味噌がおすすめ!)
乳酸菌はお漬物からとる(塩分が気になる方は少量で!)
海草類を毎日とる(ワカメ・ヒジキ・コンブ・メカブ・モズク・アカモクなど)

 

食に関するご質問がありましたら、お気軽にお尋ねください。

最終的には薬に頼らず、食事と適度な運動だけで健康を維持していけること目標にしています。