いぼ
尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)とは
手足の末端にできるいぼ(皮膚の一部がドーム状に盛り上がった小さなできもの)のことです。
原因は『ヒトパピローマウイルス』というウイルスで皮膚の小さな傷から感染し、いぼをつくります。
子どもから大人までできることがありますが、子どもに多く見られます。
けずったりせず、できるだけ早めに受診しましょう。
〇通常必要とされる治療内容〇
・液体窒素を用いた、いぼの凍結法。通常1~2週間に1回処置をします。
・内服薬…ヨクイニンエキス錠(ハトムギのお薬)。イボウイルスに対する免疫力をあげます。
・外用剤…尿素クリーム。尿素には、皮膚の角質層の水分を保持し柔らかくする作用があります。
1日2~3回塗って頂きます。2〜3ヶ月で効果が見られることが多いようです。
※小さなお子さまや痛みが苦手な方には、内服薬と外用剤のみでの治療も可能です。
症例をご参照ください
〇リスクおよび副作用について〇
・凍結療法により、痛みや水疱を生じることがあります。
・尿素クリームをぬった皮膚に痛み、赤み、かゆみが生じることがあります。
〇費用〇
【例】症例の方
お薬代(保険診療 3割負担の場合)
・ヨクイニンエキス錠1日15錠を60日間服用で約1600円。
・尿素クリーム60g使用で約100円。
※別途、クリニックの基本料や薬局の基本料などかかります。