尋常性乾癬
尋常性乾癬
境界がはっきりし、赤く盛り上がった皮疹が慢性的に続きます。その表面に乾燥した白いかさぶたがこびりつき、剥がれていきます。このような症状は頭や膝、肘などこすれやすい部分にできやすく強くひっかくなどの刺激を与えた部分にも同じ皮膚症状が出現する特徴があります。
また「関節症性乾癬」といって関節(手足・膝・股関節・肩・肘など)に痛みや腫れが現れることもあります。関節痛のある方は必ず診察時に申して出て下さい。
治療としてステロイドやビタミンD3の外用剤、ビオチン、漢方薬、アプレミラストなどの内服、紫外線療法を行っております。元々欧米には多い病気ですが、近年日本も食の欧米化(脂質の多い食事)により糖尿病が増えているように、乾癬の患者さんも増えているのではないかと考えられています。